長くなってしまった「認知症を予防しよう」もついに、最終回です。
認知症になりにくくするための対策②3つの能力をトレーニングしましょう
認知症になる前の段階で、最初に低下する認知機能は「エピソード記憶」「注意分割機能」「計画力」です。
1、エピソード記憶
例えば、昨日の夕食をどこで誰と何を食べたか?といった個人個人の経験した出来事に関する記憶です。
トレーニングのために、2~3日前の日記をつける、1日前・3日前・1週間前の食事を思い出しいて書くといったことが有効です。
2、注意分割機能
例えば、台所で湯を沸かしながら、同時にテーブルの上を片付けるといった複数のことを同時にやりながらそれぞれのことに注意を向ける機能のことです。
トレーニングの方法として、他人と話をするときに、相手の表情や反応・気持ちに注意を払いながら話を聞いてみる。料理を作るときに一度に何品か同時に作るといったことがあります。
3、計画力
例えば、料理の手順を考える時のように段取りを考えて実行する能力です。
トレーニングとして、効率よく買い物をするルートを考える、将棋・囲碁など頭を使うゲームをするといったことがあります。
これらのトレーニングのほかに、効果的な運動プログラムの実施も認知症の予防にも有効であるといわれています。
私たちすまいる訪問看護リハビリステーションには作業療法士が在籍していますので、おひとりお一人の認知機能・運動機能に応じたリハビリプログラムの作成が可能です。
ここまでの記事を読んで、あ!!っと思った方、ぜひお問い合わせください。